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がん患者力ガンカンジャリョク

NHKの記者・ディレクターが全国を徹底取材! 日本のがん医療に横たわる様々な欠陥をあぶり出します。後悔しないために、患者や家族が身に着けておくべき知識と知恵の数々。本書は「ドキュメンタリーの手法を借りた医学実用書」です。

《目次》
第一章:「病院選び」「医師選び」の理想と現実
・「がん」と言われて、まずやるべきこと
・「標準治療」を知らぬは危険!
・「拠点病院」の数は増えたけれど……
・「普通の治療」を受けられない人が多い
・後悔がぬぐえない――女性患者の声
・「拠点病院」を過信してはいけない!
・日本の「がん登録」制度は不備だらけ
・がん医療先進国アメリカのシステム
・専門医不在の「抗がん剤治療」の現状
・「放射線治療」の専門医も足りない!
・後悔しないための「主治医」の決め方

第二章:「患者力」とは経済力なのか?
・毎月10万円の薬代、続けられますか?
・“がんの経済難民”が大量に生まれている
・薬はある。でも、お金がない!
・発症で仕事を失う人も少なくない!
・患者の3人に1人が離職する理由
・「夜間外来」――働く患者を救う試み
・「がんでも働ける会社」が考えた工夫
・雇用を守るべく、国も動き始めた!

第三章:置き去りにされる「小児がん」患者と家族
・治療経験が少なく、本が頼りの医師
・信頼できる小児がん専門医はどこ?
・“残酷な決断”を迫られる親の苦悩
・ようやく始まった国の「小児がん」対策

第四章:新薬――日本と世界の“希望格差”
・日本は最新の「抗がん剤」が使えない
・新薬開発を阻む「死の谷」とは?
・「臨床試験」に命を託する患者たち

第五章:がんに学ぶ。がんとともに生きる!
・がん患者にも「将来の夢」がある
・がんになったことで見えてきたもの
・がんになることには、きっと意味がある
  • 発売日:2013年12月13日
  • 定価:1,300円+税
  • 判型:
  • ISBN:978-4-391-14292-1
  • ページ数:
  • シリーズ名: