テレビに出たり、本を出版したりしているので、最近は街中を3分も歩けば、「応援しています」「がんばってください」と声をかけていただけるようになりました。ありがたいと思う反面で、「でも、世の中の人にとっては、私なんてどうでもいい存在なんだ。調子に乗るんじゃないぞ」と自らを戒めています。
有名人に会ったことなど、「夕食のおかずが何か」ということの10分の1の価値もありません。オリンピックで日本人が金メダルを獲ると大騒ぎしますが、1年も経てば忘れ去られます。人は、他人のことについて無関心だということです。だったら、「自分のことなど誰も見ていない」と開き直って自由に行動したほうが、人生は楽しくなると思います。
私は数千人の前で講演をする機会があるのですが、一人ひとりのことを考えていたら、何もしゃべれなくなってしまいます。だから、いつも私は一人に向かって話すつもりで壇上に上がります。余計なことを考えないためです。まわりの人は、芋かカボチャだと思ってください。
もうひとつ、今のあなたを全部受け入れてください。赤くなったって、汗をかいたってかまわない。そんなあなたを家族や友人は愛してくれているじゃないですか。あなたらしく振る舞っていれば、いつしか症状も治まりますよ。