INTERVIEW 役員・所属長インタビュー 主婦と生活社がしていること

広がり続ける次元を超えたビジネス。

求む、情熱とチャレンジ精神!

「PASH!」編集長

春名 衛

Haruna Mamoru

女性向け専門のアニメ誌として 業界にもポジションを確立

「PASH!」は、業界初の女性向けアニメ雑誌(ムック)として、2004年9月に誕生しました。その後、不定期で9冊発行したあと、2007年4月から隔月発行。2012年6月から月刊雑誌として発行しています。
「PASH!」以前は、女性読者に限定したアニメ雑誌がなく、女性達は男子向けアニメや萌え系のアニメなどが一緒になっているアニメ総合誌を購読していました。週刊誌やファッション誌にも男性向け、女性向けがあるように、アニメ雑誌にも女性専用があってもいいのではないかと。コミケにも多くの女性が参加していることもあり、「絶対にニーズがあるはず!」との確信のもと、スタートしました。
編集方針はシンプルに“女性向け”。女の子が好きそうな内容、男性キャラクターをそろえて、女性が好きそうなお遊び企画を入れるなど、隅から隅まで完全に女性向けに特化しているところです。最初の発行から16年以上経ち、最近は版権元様からも、「PASH!さんだからぜひ!」とか「PASH!さんなら、こんな絵柄ですよね」といったようなオファーもいただけるようになりました。

通勤中の電車の中でも 常に注目の作品をチェック

アニメ雑誌の編集長をやっていますので、「すごくアニメが大好きで、たくさん観ていたんですか?」とよく聞かれますが、実はまったくそうではありません。小学生くらいのころは「ヤマト」や「999」、「ガンダム」などを観ていましたが、中高生になるとアニメは「タッチ」を観ていた程度。入社後も芸能雑誌のジュノンや音楽雑誌を担当してきましたので、全く基礎知識がありませんでした。なので、いまは“ネイティブのアニメ好き”な人たちにできるだけ近づけるよう、浴びるようにアニメを観続ける毎日。通勤中の電車の中でもスマホで観ているほどです。ただ、これまで男性ながら、女性向け雑誌を作り続けてきましたので、「女性向け」のアニメ雑誌という意味では、これまでの経験は活かせているかもしれません。
これからアニメになる作品の情報はできるだけ早く入手して、シナリオをチェックしたり、原作をチェックすることも大事な日課です。人気が出そうかどうかの判断もありますし、他社に先駆けて、アニメ番組のムック化の申込みをするためでもあります。「週刊少年ジャンプ」も、すっかり中年になった30代後半になってはじめて毎週購読するようになりました(笑)。

小説、コミック、映像化、WEB展開… 広がるPASH!ブランド

現在、編集部のスタッフは私を含めて9人。PASH!本誌やアニメムック、声優写真集、情報サイト「PASH! PLUS」の運営を行うチームと、PASH!ブックス、PASH!コミックスといったフィクション系書籍を担当するチームの2つの班に分かれています。昨年は人気作「くま クマ 熊 ベアー」のTVアニメ化や自社運営の電子書籍サイト「PASH UP!」を開設するなど、弊社内でも新しいことに積極的にチャレンジしている編集部です。
20代~30代の若手スタッフが多く在籍していることもあり、編集部員同士のコミュニケーションが取りやすく、仕事の相談なども気軽にできます。なので、社内でいちばんおしゃべりしている編集部かもしれません。他部署のアニメ好きな人たちも、雑談をしにやってくるくらいです。部員同士の雑談、外部の方たちとの会話の中から、新しい企画が生まれたり、新たな方向性が見つかったりすることもありますので、そういう場をできるだけ大切にしたいと思っています。
ただ、昨年は新型コロナウイルスの影響もありテレワークが多かったのですが、SlackやLINEなどを活用しながら、部員同士のコミュニケーションが活発に行われるようにしています。

“アニメへの愛”以上に必要なもの

上にも書きましたが、仕事の幅が広い編集部ですから、ただ「アニメが好き」「コミックが好き」というだけではこなせないかもしれません。アニメやコミックの豊富な知識があるに越したことはありませんが、それ以上に、責任感、情熱、そしてチャレンジ精神が求められる編集部だと思います。多くの社外スタッフや、版権元との交渉もスムーズにこなさなければなりませんので、しっかりとしたコミュニケーション能力も必要となります。
とはいっても、2次元を中心としたエンタメを扱う編集部ですので、やはり基本的なアニメやコミック、ネット系の情報にくわしい方が活躍できる部署だと思います。今のスタッフは、幸いアニメ好き、コミック好きなスタッフに集まってもらえていますので、逆に私のほうが教わることが多いくらいで本当に助かっています。若い感覚や発想で、編集部に新たな風を起こしてくれるような方、ぜひお待ちしています!