INTERVIEW 役員・所属長インタビュー 主婦と生活社がしていること

さまざまな「出会い」を通じて

読者に本を届けています。

販売部長

椎名 裕

Shiina Hiroshi

シンプルな仕事の中に無数の道筋を切り拓いていく

販売部の仕事とは、主婦と生活社の雑誌や書籍を読者にお届けすること。至ってシンプルです。ただ、出発点から到達点までには、無数の道筋があります。その中から読者につながる最良の道を探し求め、切り拓くのが醍醐味ですね。と、ちょっと格好よくまとめてしまいましたが(笑)、実際にはいろいろなことをやっています。
たとえば新刊を出す場合。販売会社さんに本の内容をアピールして多くの冊数を仕入れてもらうと同時に、書店さんには店頭のいい場所にその本を展開してもらえるように営業をします。そのために、新聞宣伝、ネットでのPR、他メディアへの働きかけ、書店さんで飾ってもらうポスターやポップ作成など、思いつくことは何でも実行します。そして発売日を迎えると、売上げをPOSデータや書店訪問でチェックして売行きや傾向を分析する…。より多くの本を読者に届けるべく頑張っているのが、販売部の日常です。

十人十色の「モノを売る喜び」を求めて

「販売部での面白さは何ですか?」という質問を受けることが時々あります。答えようがないな、というのが正直な感想ですね。販売部員が10人いれば、10人それぞれが違う面白さを見つけているのではないでしょうか。
ただし、一番やりがいを感じる部分は共通していると思います。それは、当たり前のことですが、「モノを売る喜び」です。編集部と事前に打ち合わせして、書店さんや取次を説得。ポップなどの宣伝物を作って売り場を確保し、思い描いたように本が売れたときの達成感はたまりません。加えて、発売から一定の時間がたった本を、世の中の流行や売れ行きの変化をキャッチして、再び売行き良好書にできたときも同様です。
また、読者参加のイベントもたくさんあります。タレントが写真集を発売した際の握手会など、参加者が1000人を超えるようなイベントも多く、新人部員や若手部員が担当することもしばしばです。募集方法やイベントの詳細など、書店や編集部、芸能事務所との打ち合わせを何度もくり返しながら内容を練り上げ、いよいよイベント当日を迎えるわけですが、参加した読者の中には、感極まって立っていられず座り込んでしまう方もいらっしゃいます。そこまで感激していただける姿を目の当たりにできると、企画したものとしても大きな喜びです。
販売部は、社外に対しての窓口的な部署ですので、出版業界に限らない多方面との出会いの楽しさにあふれています。同時に販売部は、社内のすべての編集部の本とおつき合いしています。その数だけ喜びを感じられるような仕事がしたい、といつも思っていますね。

営業らしくにぎやかな職場は、オン/オフがはっきり

今の販売部員は約20人。他部署の経験者も多く、さまざまな個性が集まっています。好奇心旺盛で知りたがりの人も多く、ニュースに敏感な面々です。以前は男性が多かったのですが、最近は女性も増えて女性管理職も生まれ、ずいぶん雰囲気が変わりました。
他の部署からよく言われるのは、「騒々しい」とか「にぎやかだ」とか(笑)。中にいるとあまり意識しないのですが、社内各部署の人が次々と打ち合わせに訪れたり、内線電話や外線電話の呼び出し音が入り乱れているせいかもしれません。いろいろな人と関わりをもってこその部署、とも言えるのでしょう。
ただし、和気あいあいとした雰囲気ながらも仕事は真剣です。納得がいくまで注文書のコピーやレイアウトをやり取りしていたり、配本部数が妥当かどうかについて配本担当者と営業担当者が激論を交わしているなどは日常茶飯事。何が一番大事なのかをよく知っている、オン/オフの違いのわかる集団だと思っています。

最も大事なのは、常にニュートラルで素直な心を持つこと

出版社の財産は「人」です。それ以外はありません。出版社は機械装置、生産手段は何も持っておらず、編集部をはじめとする各部署の「人」が生み出す企画やアイデアがすべてです。社員が考えることで会社が成り立っているとも言えます。そういう意味では、「物事の本質をよく考えられる人」が向いていると思います。「何にでも興味を持ち、フットワークの軽い好奇心旺盛な人」もいいですね。それから、人と会ってつながりを築くことが、営業していくうえで非常に大事なことですから、「人に会うのが好きという人」もとてもいいと思います。
また、現在の営業はデータに対する分析力も求められています。最初に挙げた「本質をよく考えること」に通じる部分ですが、ひとりだけで考えて得られた分析は説得力を持ちません。人と多く接してさまざまな経験をし、いろいろな意見を吸収することで、初めてその力が発揮できると思います。
なかなか大変に思えるかもしれませんが、誰もが最初は初心者です。常にニュートラルで素直な心がけができる人なら、必ず大きく成長できます。そんな人に、ぜひ主婦と生活社の一員になっていただきたいですね。心よりお待ちしています!