INTERVIEW 役員・所属長インタビュー 主婦と生活社がしていること

スタッフの力が結集してヒットが出せたとき

無上の喜びを感じます。

編集第4部長

泊出 紀子

Tomaride Noriko

GOサインを出したら、後は全力でバックアップ!

編集第4部の2つの編集部は「実用」をテーマに本づくりをしています。隔月刊の手芸誌『コットンタイム』と、年末年始商戦の付録付き女性誌『すてきな奥さん新春号』が主要媒体です。どちらも1994年創刊! 27年も続く定期誌をこの先もますます魅力的に発行し、読者のみなさんの暮らしを豊かにするお手伝いを続けることが、私たちの部署の目標です。
歴代編集長が創意工夫して雑誌をリニューアルし、編集部員と力を合わせて固定ファンや新規読者を得ているから、“ロングセラー”であり続けられます。愛してくれる読者の方がいる限り、頑張って販売してくれる書店さんがある限り、広告を出したいクライアントからお声がかかる限り、当社の看板雑誌はなくなりません。
私自身は美容雑誌や料理書籍の編集長を経て、途中から部長職を兼務しながら昨年12月まで『すてきな奥さん新春号』の編集長を務めました。今、編集部長専任になって思うのは、「部長=ジャッジであり、サポーターでもある」ということ。上程される企画が売れるか売れないか、意見を求められる装丁案や仮タイトルが素晴らしいかイマイチか、個別の仕事の進め方が優れているか否かなど。判断を求められることばかりです。でも、一度GOサインを出したら、今度はそれを全力でバックアップしなければなりません。サッカースタジアムで例えれば、審判として選手(各編集長)と一緒に走り回って笛を吹き、黄色や赤のカードも時々出すけれど、サポーターとしてもスタンドで大きな旗を振ってチーム(部内の全編集者)を鼓舞する! そんなイメージです。

編集の面白さは「トータルプロデュース」ができること

多くの雑誌編集部では取材、撮影、デザイン、校正の編集業務の多くを社外スタッフに依頼。製版や印刷も外注します。入社当初は「各方面に人脈がないと辛いのね」と思いましたが、いつしか馴染んで見出したのが、雑誌でも単行本でも企画をトータルプロデュースできる面白さです。
立案した企画を誰に取材してもらい、どんな風に写真を撮って、レイアウトして誌面を完成させるか。スタイリングやヘア&メイクはどうするか。ビジュアルコンテを描いているときから「楽しい!」が炸裂します。取材前のスタッフ会議で「それ、いい!」が飛び交い、撮影現場で全員が力を出し切って絶妙な化学反応が生まれ、満足のいく誌面になって世に出せたとき……、編集者のやりがいを実感します。そして本がヒットしたら、仕事に関わったみんなが嬉しい。その無上の喜びを知っているので、常にヒットを狙っています!
ちなみに、私に編集の“ナイスアイデア★”がひらめくのは、だいたいお風呂に入っているときです。思いついたことを忘れないうちに、急いでバスタブから飛び出てメモします! 行き詰まったときもシャワーを浴びて思考を巡らせます。自分なりの「うまくいく法則」みたいなものを持てると、仕事はラクになるんじゃないでしょうか。

大切なのは、知識や能力よりも「情熱」

「情熱」を持って働ける新人を待っています。「情熱」がある人との仕事には、いつも刺激を受けるから。ほかの要素もあげるなら、完成まで仕事を投げ出さない「責任感」と、読者や仲間を裏切らない「誠実さ」も持っていてほしいです。
知識や能力にこだわる必要はないと思います。‟出版人“になるのは入社してからなので、紙でも電子でも、本が好きなら気軽にチャレンジしてください。
30年弱主婦と生活社に務めていますが、上司や同僚に恵まれた社会人人生を送れていると感じています。出版社の社員は、よきにつけ悪しきにつけ自己主張が強いし、言い回しなど表現方法も多才です。職場での何気ない会話や意見交換、上司のさりげないアドバイスが、その時々で私の心に響き、蓄積して大きな糧になってきました。
「それって、本当~??」と思う方にこそ、主婦と生活社に入社して共感してもらいたいですね。