Loading...

認知症の食事ケア ともに笑顔の毎日ごはんニンチショウノショクジケアトモニエガオノマイニチゴハン

《内容》
最新の医学的知見をもとに、食事のくふう、レシピ考案に力を入れることにより、認知症のさまざまな症状がでても、できるだけ長い期間、美味しく食べられるようにするノウハウを紹介する、他に類を見ない本。

《目次》
【Prologue:認知症には4つのタイプがある】
アルツハイマー型認知症/レビー小体型認知症/血管性認知症/前頭側頭型認知症

【Part1:食材&レシピのくふうで、美味しく食べる!】
認知症の食事5つのルール/肉&魚の選びかた、調理のくふう/肉の定番レシピ/魚の定番レシピ/野菜&豆類の選び方、調理のくふう/野菜の定番レシピ/大豆製品の定番レシピ/主食の選び方、調理のくふう/ごはんの定番レシピ/麺の定番レシピ/おやつの選びかた、調理のくふう/おやつの定番レシピ

[アルツハイマー型認知症の症状]
食の記憶障害……何度食べても安心のお手軽料理を常備/食具の使用困難……スプーンひとつで食べられる寿司やひと口おかずを用意/嗅覚の低下……スパイスの香りで嗅覚を刺激する/嗅覚・味覚の低下……濃いめに味つけした“ごはんの友”を常備する/食欲低下、体重減少……単品でも栄養豊富なメニューを用意する

[血管性認知症の症状]
梗塞の再発による悪化…“地中海食材”で脳梗塞の再発を防ぐ/嚥下障害…口のなかでまとまりやすいおかずになる。ネバネバ野菜のとろみをいかす/片麻痺……介護用食器、スプーンを活用する。汁ものが飲みにくい人は水分量の多い献立に/左半側空間無視…みえやすい視野にメインのおかずを置く

[レビー小体型認知症の症状]
便秘…食物繊維が豊富な食材をとり入れる。発酵食品が主役のメニューで腸を元気にする/嗅覚障害……だしを濃いめにとり香りを感じてもらう。食欲を誘うカレー粉を香りづけに活用/錯視……粒状の食材を避け、見た目をシンプルに。器と料理の色にコントラストをつける/覚醒レベルの低下……主菜、副菜、汁物で温度にメリハリをつける

[前頭側頭型認知症の症状]
嗜好の変化……保存がきく低カロリーおやつを用意。ケチャップ、ソースで、味にメリハリを/早食い、一気食い……かみごたえのある食材を使う/過食……大皿に盛らず1人分ずつ盛りつける

嚥下には5つの段階がある/かむ力、飲み込む力から最適な食事形態を知る
レベル5の予防食……かみごたえを残して食べる力を保つ
レベル4の嚥下調整食……具材をやわらかくゆでてとろみをつける
レベル3の嚥下調整食……舌でつぶせてのどごしのよい献立に
レベル2の嚥下調整食……ミキサーにかけて固形剤などで成型する
レベル1の嚥下調整食……ミキサーにかけてムース状にする
市販の介護食……冷凍のやわらか食で毎日の負担を軽くする

【Part2:食卓の「困った!」を解決】
・食卓についても食べはじめません
・箸がすぐに止まります
・毒が入っていると言われました
・器から器に料理を移してばかりいます
・すぐにむせてしまいます
・料理以外のものを食べてしまいます
・人の料理を勝手に食べます

【Part3:口腔ケアで、食べる力を高める!】
・口の廃要症候群を防ぐ
・簡単エクササイズで食べるための基礎力をアップ
・すぐできる食卓エクササイズ
・唾液腺マッサージで口のなかをきれいに保つ
・認知症が重症化する前に歯みがき習慣をつける
  • 発売日:2016年07月08日
  • 定価:1,600円+税
  • 判型:
  • ISBN:978-4-391-14844-2
  • ページ数:
  • シリーズ名: