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最新 子宮がん・卵巣がん治療サイシンシキュウガンランソウガンチリョウ

病気の治療に関して、「インフォームド・コンセント」という言葉がすでに一般的になっています。病気の情報や治療方針を医師が患者にしっかりと説明し、患者はそれを納得して治療にあたるという意味です。いまはそこからさらに進んで、「インフォームド・チョイス」の時代になりました。つまり、医師の説明を聞き、患者自身が受ける治療を選択するということです。それにより納得感が高まるだけでなく、治療成績にも好影響があるとわかっています。
男性にくらべ女性は、若年層でがんに罹患することが多く、20代~50代では男性の発症数を上回ります。その多くが乳がんを含んだ婦人科系のがんです。本書のテーマである子宮がん・卵巣がんは、妊娠出産や性生活といった、人生において大切なことがらに影響を与えるため、治療法の選択がその後の生き方にも大きな意味をもってきます。また、婦人科系のがんは近年、治療成績が向上したことから、発症後の長い人生を考える意味でも、治療法の選択は重要です。本書は最新の治療法を紹介しつつ、そのどれを選択すべきかの判断の助けとなるよう編集しています。
  • 発売日:2018年02月23日
  • 定価:1,300円+税
  • 判型:A5