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暴く者 暴かれるモノアバクモノアバカレルモノ

嘘や不正は、かくして暴かれる!
文書鑑定の第一人者が明かす
あの大事件、難事件の舞台裏

目次
第一章 筆者識別
第一話 無国籍児を救った外国人女性二人のサイン
第二話 そろって冤罪をまねいた下田事件の四人の鑑定人
第三話 満州国皇帝・愛新覚羅溥儀を裁いた国際軍事裁判
第四話 政界の騒ぎに巻き込まれた竹下登の念書の鑑定
第五話 第二次大戦後の「新教育勅語案」、筆者は誰だ
第六話 土田邸爆破事件、背伸びが過ぎた大学教授の筆跡鑑定
第七話 誤用の漢字が決め手となった父親の遺言書
第八話 借用証書の署名を否認した連帯保証人
第九話 ウソがバレて弁護士をクビにした小料理屋の女将

第二章 世間を騒がせた文書事件
第一話 不法入国でFBIに捕らえられた日本赤軍の菊村憂
第二話 蜂谷真由美こと、北朝鮮工作員・金賢姫の偽造日本国旅券
第三話 不法入国女性“ジャパゆきさん”の偽造パスポート
第四話 認証スタンプを悪用した入国審査官の小遣い稼ぎ
第五話 変造されたアメリカ財務省発行の八十五枚の小切手
第六話 ロッキード事件を暴いた児玉誉士夫の四十九枚の領収証
第七話 テープライターで印字された道警・道庁爆破事件の犯行声明文

第三章 文字にまつわるさまざまな話題
第一話「俺はサムライ」で署名を裁いた内閣総理大臣・吉田茂
第二話 日本人はサインを持っていない
第三話 方言やなまりも文字に書かれる
第四話 似ている漢字の書き方、あなたはどっち派?
第五話 本名から生まれる異名(偽名)
第六話 異体字と呼ばれるさまざまな漢字
第七話 法廷で問題視された漢字の部首名
第八話 筆順には“誤った筆順”はない
第九話 気付かずに書かれている誤字と誤用
第十話 筆順が多い「必」と、一字に七十通りもある「蔵」の筆順
第十一話「千」を「干」と書いても誤りにならない

第四章 文書鑑定雑稿
第一話 ヨーロッパで生まれた「科学捜査」
第二話 日本語版小冊子もある「FBI御案内」
第三話 指紋を廃止とした中曽根康弘の覚書と法務省の水面下の調査
第四話「インク」と「インキ」はどこが違うの?
第五話 機械で大量に作られている三文判
第六話 コンピューターが音をあげた筆者識別の試み
  • 発売日:2021年12月11日
  • 定価:1,600円+税
  • 判型:四六
  • ISBN:978-4-391-15715-4
  • ページ数:160
  • シリーズ名: