医師の転職というと、知人や上司の紹介が多いというイメージでしょう。しかし最近は、医師転職に特化した転職サイト・エージェントが増え、利用する方も多い傾向にあります。
ただし、医師の転職には最低限の専門性が必要となり、どこの会社を使うかによって転職が成功するかどうか分かれます。
今回の記事では、転職サイト・エージェントの特徴を会社ごとに解説。探し方や目的別での用途もご紹介します。医師の転職サービス選びの参考にご活用ください。
すぐにでも転職したいとお考えなら、登録者数が多くキャリアアップにとくに力を入れている『エムスリーキャリアエージェント』への登録がおすすめです。どんな求人があるかをたしかめるためにも、まずは登録してみましょう。
医師転職にとくにおすすめの転職サイト・転職エージェント
- エムスリーキャリアエージェント|医師の登録実績は9年連続No. 1
- 医師転職ドットコム|転職者の利用満足度93%
- 民間医局|毎日1,000件以上の求人を更新
「転職サイト」と「転職エージェント」の違いとは?
おすすめサイトのご紹介の前に、「転職サイト」と「転職エージェント」の違いはご存知でしょうか?
ネットではこれらを混同して紹介している場合もありますが、サービス内容はまったく異なります。
会社によっては、それぞれのサービスに付随してセミナーの開催やコラム記事の設置などを行い、差別化を図っています。
転職サイト・転職エージェントどちらも同様に自分にあったサービスを展開しているものを見つけることが、転職活動において大切なポイントとなると言えるでしょう。
以下の観点からそれぞれの違いを解説していきます。
- 求人情報を掲載する転職サイト
- キャリアアドバイザーの支援がある転職エージェント
求人情報を掲載する転職サイト
転職サイトでは、掲載されている求人情報を検索し、情報収集源として転職活動に役立てることができます。求人情報は、給料・通勤時間など自身の希望条件に合ったものを検索でき、厳選した情報収集を行うことが可能です。
転職サイトによっては、気に入った求人情報から直接企業に応募できるものもあり、自宅にいながら転職先の面接設定まで行うことができる便利なシステムです。
さらに「スカウト機能」を備えている転職サイトもあります。自身の経歴や希望条件を登録しておくことで、医療施設や転職エージェントから直接スカウトの連絡を受け取れます。
マッチング率が高く、面接へスムーズに進める傾向があるので、時間が無い方にもおすすめです。
医師特化型の転職サイトなら、最近の転職事情や面接対策特集など、転職に役立つコラムも掲載されています。転職活動を支援するツールとしてはなくてはならない情報源にもなるでしょう。
キャリアアドバイザーの支援がある転職エージェント
転職エージェントでは、登録すると担当のキャリアアドバイザーがつき、転職支援を受けることができます。
会社により展開しているサービスが異なっているため、受けたいサポートを展開している会社を選ぶことがポイントとなるでしょう。
転職エージェントが提供している主なサポート内容はこちらです。
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転職エージェントを使用するいちばんのメリットは、「給料交渉」ができることが挙げられます。
内定獲得後、希望の雇用条件に見合わない場合、条件によっては担当コンサルタントから内定先へ給料交渉を行うことが可能です。
さらに、会社によっては上記以外に退職交渉サービスなど、独自のサービスを設けている場合も。多種多様なサービスが用意されています。
転職エージェントは、希望を伝えると短時間で条件にあう求人情報を提案、その後面接調整・合否確認までを無料で受けられます。多忙な医師にとって役立つサービスと言えるでしょう。
転職サイトやエージェントの情報をより詳しく知りたい方はこちらも合わせてご覧ください↓
未経験からの転職でおすすめの業界・業種を紹介!使うべき転職エージェント・転職サイト33選も解説!
医師転職におすすめの転職サイト8選比較表
今回紹介する医師におすすめの転職サイト・エージェントはこちらです。それぞれの特徴と公開求人数を比較しています。
転職サイト名 | 特徴 | 公開求人数 |
エムスリーキャリアエージェント |
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約17,000件 |
医師転職ドットコム |
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約34,000件 |
民間医局 |
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約25,000件 |
MRT |
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約28,000件 |
ドクタービジョン |
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約13,000件 |
Dr.転職なび |
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約24,000件 |
マイナビDOCTOR |
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約26,000件 |
リクルートドクターズキャリア |
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約13,000件 |
※1.求人数は2021年6月時点の情報です
※2.常勤・非常勤・スポット・アルバイトなど、すべての公開求人数の合計を記載
医師転職におすすめの転職サイト・転職エージェント8選
比較表で確認した、医師の転職をサポートしてくれる転職サイト・転職エージェント8社を紹介します。
医師転職にとくにおすすめの転職サイト・転職エージェント
- エムスリーキャリアエージェント|非公開求人が充実
- 医師転職ドットコム|利用者満足度が高い医師転職サイト
- 民間医局|育児後の復帰でも安心
- MRT|24時間のサポート体制
- ドクタービジョン|高収入求人が豊富
- Dr.転職なび|求人検索がスムーズで希望の転職先に出会いやすい
- マイナビDOCTOR|大手ならではの手厚いサポートで安心
- リクルートドクターズキャリア|医師特化型の転職サービス
それぞれの特徴を把握し、ご自身にあった医師転職サイト・転職エージェントを見つけましょう。
1.エムスリーキャリアエージェント|非公開求人が充実
概要 | |
転職サイト名 | エムスリーキャリアエージェント |
運営会社 | エムスリーキャリア株式会社 |
雇用形態 | 常勤、非常勤 |
公開求人数 | 約17,000件(常勤:約13,000件、非常勤:約4,000件) |
対応エリア | 全国 |
紹介可能ジャンル | 外科、内科、企業、その他 |
利用料 | 無料 |
サービス形態 | 転職サイト、転職エージェント |
エムスリーキャリアエージェントは、エムスリーグループが運営する医師転職サービスです。サイトの登録者数は290,000人以上、登録者数9年連続NO.1を維持しており業界トップクラスの転職サービスと言えるでしょう。
出典:医師求人・転職ご紹介│エムスリーキャリアエージェント
転職サービスの特徴は、キャリアアップに力を入れている点です。年収アップを希望した登録者の88,7%がその希望を叶えている実績があります。
出典:医師転職サービス│業界最大級の医師転職サイトならm3キャリア
その実績には、医療資格経営士の取得を義務化されているコンサルタントの高い交渉力が影響しています。給料交渉はもちろん、書類添削・面接対策など徹底したサポートを受けることが可能です。
さらに、非公開求人が充実しており、非公開求人を利用して就職が決定した人が全体の約9割となります。
出典:医師転職サービス│業界最大級の医師転職サイトならm3キャリア
転職サポートの充実・コンサルタントの質・求人所有数などバランスの良い転職支援を受けたい場合は、エムスリーキャリアエージェントの利用がおすすめです。
2.医師転職ドットコム|利用者満足度が高い医師転職サイト
概要 | |
転職サイト名 | 医師転職ドットコム |
運営会社 | 株式会社メディウェル |
雇用形態 | 常勤、非常勤 |
公開求人数 | 約34,000 |
対応エリア | 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡 |
紹介可能ジャンル | 外科、内科、その他診療科目 |
利用料 | 無料 |
サービス形態 | 転職サイト、転職エージェント |
出典:医師求人/募集情報と転職ご相談は【医師転職ドットコム】
医師転職ドットコムは医師特化型の転職サイトの中でも、業界最大規模の求人数を誇ります。
利用者からの利用満足度が93.4%とコンサルタントの質も高いと言えるでしょう。外科・内科以外にも眼科・精神科・産科の求人も多く掲載されており、閲覧できる求人の幅が広いことが特徴です。
出典:医師求人/募集情報と転職ご相談は【医師転職ドットコム】
求人数は常勤の求人が約21,000件・非常勤の求人が約13,000件と常勤求人の方が多い傾向にあります。(2021年6月時点)
出典:常勤医師求人一覧|医師転職ドットコム
非常勤医師求人一覧|医師転職ドットコム
医師転職ドットコムは転職サイト・転職エージェントどちらの機能も利用でき、転職サイトとしての求人検索機能も充実しています。
転職エージェントとしての総合満足度も高く、「複数のサイトを使うのは面倒」という方は、医師転職ドットコムの利用がおすすめです。
3.民間医局|育児後の復帰でも安心
出典:民間医局公式HP
概要 | |
転職サイト名 | 民間医局 |
運営会社 | 株式会社メディカル・プリンシプル |
雇用形態 | 常勤、非常勤、スポット |
公開求人数 | 約25,000件(常勤:約13,000件、定期非常勤:約5,000件、スポット:約7,000件) |
対応エリア | 全国 |
紹介可能ジャンル | 外科、内科、 |
利用料 | 無料 |
サービス形態 | 転職エージェント |
民間医局は、看護師の人材紹介業も行う「メディカル・プリンシプル」が運営する転職サービスです。
育児後の復帰を目指す女性にあったライフプランなど、その人の働き方にあったオーダーメイドの求人を探すことができます。
民間医局には、会員登録をした方が利用可能な「メディ割」があります。メディ割とは、民間医局が他社へ委託している福利厚生サービスの一貫のことです。
メディ割の福利厚生 |
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上記の福利厚生が整っており、子育て支援ではベビーシッターサービスを利用可能です。
送迎・教育・産後サービスなど、生後12ヶ月までのお子さんがいる方なら、入会金無料で一度の利用金額も割引価格で利用できるのがうれしいところでしょう。
この他にも、民間医局が独自で発行している情報誌「ドクターズマガジン」が無料、医師賠償責任保険の団体割引を提供しています。
民間医局の会員登録は無料のため、転職の情報収集と手厚いサービスを受ける目的で登録しても損はありません。
4.MRT|24時間のサポート体制
出典:MRT公式HP
概要 | |
転職サイト名 | MRT |
運営会社 | MRT株式会社 |
雇用形態 | 常勤、非常勤、スポット・アルバイト |
公開求人数 | 約28,000件(常勤:約12,000件、定期非常勤:約4000件、スポット・アルバイト:約12,000件) |
対応エリア | 全国 |
紹介可能ジャンル | 外科、内科、一般企業、その他 |
利用料 | 無料 |
サービス形態 | 転職エージェント |
MRTは、24時間365日対応可能な点が特徴的な転職エージェントです。
医師は夜勤もあり、昼だけが活動時間とは言えません。そんな医師に合わせ、24時間365日の体制をとっています。
出典:【医師向け】よくあるご質問|MRT
MRT株式会社は2000年に設立されたばかりの若い会社ですが、年間約120,000件の契約実績を誇り、サービスの質の高さがうかがえます(2019年時点)。
出典:採用担当者様TOP
MRTでは、求人紹介以外にも「開業医サポート」も行っています。
開業医サポートの主な内容 | |||
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市場調査から人事フォローまで、医師の分野ではない部分をサポートしてくれるのは、大きな利点となるでしょう。この他にもポイントが貯まるシステムがあるなど、転職後も長く活用ができるサイトです。
MRTは常勤の公開求人数が約12,000件と他社に比べ少ない傾向にあります。しかし、開業を目指している方や長く利用できるサービスを希望している方には、ぴったりな転職サービスと言えるでしょう。
5.ドクタービジョン|高収入求人が豊富
出典:ドクタービジョン公式HP
概要 | |
転職サイト名 | ドクタービジョン |
運営会社 | 株式会社メディカルリソース |
雇用形態 | 常勤・非常勤・スポット |
公開求人数 | 約13,000件(常勤:約9,000件、非常勤:約3,000件、スポット:約1,000件) |
対応エリア | 全国 |
紹介可能ジャンル | 外科・内科・その他 |
利用料 | 無料 |
サービス形態 | 転職エージェント |
ドクタービジョンは、日本調剤グループが運営している転職エージェントです。ドクタービジョンに掲載されている求人には、年収2,000万円以上の高額求人が多くあります。
年収アップを希望している方にはピッタリな転職エージェントと言えるでしょう。
また、ドクタービジョンでは、女性特化の求人特集として夜勤なしの求人・美容外科求人なども多く取り扱っています。女性で転職を検討している方も利用しやすいサービス内容です。
さらに、調剤薬局グループの運営ならではの医療関係の知識・ノウハウが豊富に掲載されており、求人検索以外のツールとしても活用できるという特徴があります。
女性の方やキャリアアップを臨む方は、ドクタービジョンの登録を検討してみてください。
6.Dr.転職なび|求人検索がスムーズで希望の転職先に出会いやすい
出典:Dr.転職なび公式HP
概要 | |
転職サイト名 | Dr.転職なび |
運営会社 | 株式会社エムステージ |
雇用形態 | 常勤、非常勤、スポット |
公開求人数 | 約24,000件(常勤:約13,000件、非常勤:約5,000件、スポットアルバイト:約6,000件) |
対応エリア | 全国 |
紹介可能ジャンル | 外科、内科、企業、その他 |
利用料 | 無料 |
サービス形態 | 転職サイト、転職エージェント |
出典:【Dr.転職なび】医師の転職/就職の募集など好条件や非公開求人多数!
Dr.転職なびは、大手に劣らない保有求人数が特徴です。運営元である株式会社エムステージは、医者以外の看護師・薬剤師などの医療機関の採用支援事業も行っています。医療機関とのパイプが太く、幅広い求人情報が網羅可能です。
Dr.転職なびでは、求人検索の際に細かく科目区分を設定して検索できます。自身の希望に合った求人を素早く検索できるサイトを利用することは、求人リサーチの時間短縮にもつながるでしょう。
さらに、求人情報には医療機関からのニーズ・入職者からのアンケート情報などが記載されており、他社には無い情報を知られるという点がうれしいところです。
また、医療経営士の資格取得を義務化されているコンサルタントが応対。求職者と医療現場とのニーズが一致するようにその知識を最大限に活用します。
「以前に転職サービスを使ったけど、紹介求人が合わなかった」という方に、Dr.転職なびはおすすめです。
7.マイナビDOCTOR|大手ならではの手厚いサポートで安心
概要 | |
転職サイト名 | マイナビDOCTO |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
雇用形態 | 常勤、非常勤 |
公開求人数 | 約26,000件(常勤:約13,000件、非常勤:約13,000件) |
対応エリア | 全国 |
紹介可能ジャンル | 外科、内科、企業、その他 |
利用料 | 無料 |
サービス形態 | 転職サイト、転職エージェント |
出典:医師の求人・転職・アルバイトは【マイナビDOCTOR】
マイナビDOCTORは、一般企業から専門職まで幅広い職種と業種の転職サポートを行う大手人材紹介会社の株式会社マイナビが運営しています。
大手のバックアップもあり、公開求人数は約26,000件と業界トップクラス。非公開求人数は、常勤だけで約47,000件と大変豊富です。
転職サポートが充実しており、通常サポート以外に以下のようなサポートを受けられます。
サポート内容 | |||
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初回面談は上記のように選択肢が多く、メール対応であれば忙しい医師の方でも都合の良いタイミングで連絡可能です。
さらに、マイナビDOCTORは全国区で展開しているため、転居を伴う転職の場合でも担当アドバイザーへスムーズに引き継ぎをしてくれます。
時代に合わせた特集を組んでおり、最新の求人情報を網羅できるので、情報収集源として登録しておくだけでも損はありません。大手ならではの手厚いサポート体制と幅広い求人を網羅したい方は登録必須と言えるでしょう。
8.リクルートドクターズキャリア|医師特化型の転職サービス
概要 | |
転職サイト名 | リクルートドクターズキャリア |
運営会社 | 株式会社リクルートメディカルキャリア |
雇用形態 | 常勤、非常勤アルバイト |
公開求人数 | 約13,000件(常勤:約10,000件、非常勤アルバイト:約3,000件) |
対応エリア | 全国 |
紹介可能ジャンル | 外科、内科、企業、その他 |
利用料 | 無料 |
サービス形態 | 転職エージェント |
出典:【紹介実績多数】医師の求人・転職なら【リクルートドクターズキャリア】
リクルートドクターズキャリアは、転職大手のリクルートが運営している、医師転職特化型のエージェントです。
求人内容は、年収アップが叶うハイキャリアの求人・転科を臨む方への求人・女性特化求人など、さまざまな求人を取り扱っています。非公開求人は10,000件以上も所有しており、登録することで他社には無い求人紹介を受けることが期待できます。
リクルートドクターズキャリアのサイトでは、転職ツールとして卒業年数別のキャリアステージ例や女性医師特集などのコラムも充実。その他のサービスとして、承継開業支援サービス・事業譲渡サポートも行っています。
そのため、通常の転職活動意外にも多様なライフキャリアに対応できるサービスを受けることが可能なサイトと言えるでしょう。
転職以外のライフプランも検討している医師の方は、ドクターズキャリアで充実したサポートを受けることで、今後の展開を検討できるのではないでしょうか。
【目的別】医師におすすめ転職サイト・転職エージェント
転職サイト・転職エージェントは、それぞれの会社ごとに取り扱っている求人や求人内容が異なります。
そのため、自分の希望にあった求人を紹介してもらえるサイトへ登録することが重要です。
- 外科に転職したい
- 内科に転職したい
- クリニックに転職したい
- 企業・健診センタにー転職したい
- 年収をアップさせたい
- 非常勤・スポットの求人を探したい
今回は上記の目的別ごとのおすすめサイトをまとめました。
外科に転職したい
まずは、外科求人の取り扱いが多い転職サイト・転職エージェントを紹介します。
外科はどの転職サービスでも比較的取り扱い求人数が多い科目なので、複数の求人を見て比較することが大切です。
医療特化の転職サイト・転職エージェントの中でも外科の公開求人数が多いサイトをまとめました。外科希望の方は、以下を参考に転職サイト・エージェントを選んでも良いでしょう。
転職サイト名 | 公開求人数 | 対応エリア |
医師転職ドットコム | 約5,000件 | 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡 |
マイナビDOCTOR | 約4,000件 | 全国 |
エムスリーキャリアエージェント | 約4,000件 | 全国 |
出典:医師求人/募集情報と転職ご相談は【医師転職ドットコム】
常勤医師求人|医師の求人・転職・アルバイトは【マイナビDOCTOR】
医師求人・転職ご紹介│エムスリーキャリアエージェント
※公開求人数は2021年6月27日時点のもの
※すべて常勤の求人数を掲載
内科に転職したい
次に、内科求人の取り扱いが多い転職サイト・転職エージェントです。
ひとくくりに「内科」といっても消化器、循環器、呼吸器などさまざまな種類があります。
求人取り扱い数が多い大手の求人サービスと、内科に強い転職サービスを併用していい求人に出会える確立をあげましょう。
転職サイト名 | 公開求人数(内科) | 対応エリア |
医師転職ドットコム | 約10,000件 | 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡 |
民間医局 | 約8,000件 | 全国 |
エムスリーキャリアエージェント | 約7,000件 | 全国 |
出典:医師求人/募集情報と転職ご相談は【医師転職ドットコム】
常勤医師求人|医師の求人・転職・アルバイトは【マイナビDOCTOR】
医師求人・転職ご紹介│エムスリーキャリアエージェント
※公開求人数は2021年6月27日時点のもの
※すべて常勤の求人数を掲載
クリニックに転職したい
クリニック求人の取り扱いが多い転職サイト・転職エージェントを確認していきます。
クリニックといえば開業医のみというイメージが多いかもしれません。
ですが、開業医の高齢化や分野に特化したクリニックの開業が増えている傾向もあり、クリニックの求人が増加しています。
クリニックの転職を検討している場合、アフターフォローとして開業サービスや相談が可能な転職エージェントをひとつ利用しておくと、今後のキャリアプランに合わせたスムーズな活動を行うことができるためおすすめです。
転職サイト名 | 公開求人(クリニック) | 対応エリア |
医師転職ドットコム | 約3,500件 | 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡 |
マイナビDOCTOR | 約2,600件 | 全国 |
エムスリーキャリアエージェント | 約2,100件 | 全国 |
出典:医師求人/募集情報と転職ご相談は【医師転職ドットコム】
常勤医師求人|医師の求人・転職・アルバイトは【マイナビDOCTOR】
医師求人・転職ご紹介│エムスリーキャリアエージェント
※公開求人数は2021年6月27日時点のもの
※すべて常勤の求人数を掲載
また、求人数は上記サービスより少ないですが、開業医サポートの充実した「MRT」のチェックも忘れずに行いましょう。
企業・健診センターに転職したい
企業・健診センターでの医師求人はかなり希少なので、公開求人数の多い大手の転職サイトに必ず1つは登録しておきましょう。
また、独占求人や非公開求人を多く所有している転職サイト・転職エージェントに登録することで、他社には無い情報を知ることができる可能性も高くなります。
以下は、大手であり公開求人数の多い転職サイト・エージェントです。
転職サイト名 | 公開求人数 | 対応エリア |
リクルートドクターズキャリア | 約13,000件 | 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡 |
ドクタービジョン | 約13,000件 | 全国 |
マイナビDOCTOR | 約26,000件 | 全国 |
出典:【紹介実績多数】医師の求人・転職なら【リクルートドクターズキャリア】
医師の求人・転職・募集【ドクタービジョン】
常勤医師求人|医師の求人・転職・アルバイトは【マイナビDOCTOR】
※公開求人数は2021年6月27日時点のもの
※常勤・非常勤・スポット・アルバイトの合計公開求人数を掲載
年収をアップさせたい
年収をアップさせたい場合は、高額求人の取り扱いが多い転職サイトや、コンサルタントの交渉能力が高い転職エージェントを利用することがポイントです。
コンサルタントが業界の相場やその施設の過去内定者のデータから、可能な限りの年収交渉を行うことができるため、利用は必須と言えます。
自身での年収交渉も可能ですが、転職のプロに相談することでより年収アップの可能性を高めましょう。
転職サイト名 | 公開求人数 | 対応エリア |
エムスリーキャリアエージェント | 約17,000件 | 全国 |
ドクタービジョン | 約13,000件 | 全国 |
医師転職ドットコム | 約34,000件 | 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡 |
出典:医師求人・転職ご紹介│エムスリーキャリアエージェント
医師の求人・転職・募集【ドクタービジョン】
医師求人/募集情報と転職ご相談は【医師転職ドットコム】
※公開求人数は2021年6月27日時点のもの
※常勤・非常勤・スポット・アルバイトの合計公開求人数を掲載
非常勤・スポットの求人を探したい
非常勤・スポット求人の取り扱いが多い転職サイト・転職エージェントを紹介します。
医師は非常勤やスポットでのダブルワーク率が多く、一般企業よりも需要があるため、求人数は比較的多い傾向にあります。
求人サイトを選ぶ際は、細かい条件指定ができる機能性の高いサイトを選ぶことで、求人とのマッチングを高くすることが可能です。
非常勤・スポット求人を探すなら、非常勤・スポット求人数が多いエージェントを複数登録しておくことをおすすめします。複数登録していれば、担当コンサルタントの中に「スポット求人の紹介に強い」コンサルタントと遭遇する率が高くなるでしょう。
以下の転職サイト・エージェントがおすすめです。
転職サイト名 | 公開求人数 | 対応エリア |
民間医局 | 約12,000件 | 全国 |
MRT | 約16,000件 | 全国 |
Dr.転職なび | 約11,000件 | 全国 |
出典:医師の求人・転職・アルバイト情報なら【民間医局】
医師求人・転職紹介・アルバイトならMRT
【Dr.転職なび】医師の転職/就職の募集など好条件や非公開求人多数!
※公開求人数は2021年6月27日時点のもの
医師が転職サイトと転職エージェントを使うメリット
求人情報を知るための転職サイトや、求人紹介と転職サポートを受けることが可能な転職エージェント。つながりが多い医師の中では「なぜ手間をかけてわざわざ利用するのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。
そこで医師が転職サイト・転職エージェントを利用するメリットをまとめてみました。
- 仕事をしながらでも仕事探し可能
- 非公開求人や独占求人に応募できる
- 年収交渉を行ってもらえる
上記の3つの点に絞って、メリットをそれぞれ紹介していきます。
仕事をしながらでも仕事探しができる
転職サイトや転職エージェントの使用は、忙しい仕事の合間に仕事探しができるというメリットがあります。
転職エージェントの場合、登録すると面談があり、そこで希望条件やこれまでの経歴など転職に必要な条件などを確認されます。そ
れと同時に必要書類を作成し、求人検索や面接設定などはコンサルタントがすべて代理で行ってくれます。条件のいい求人の見落としなどのリスクヘッジにもなるでしょう。
また、転職サイトの場合はエージェントとの連絡の取り合いが面倒という方に向いています。自分の空き時間に求人を調べ、興味の持った求人にどんどん応募できるメリットがあります。
さらに、転職サイトには、自身のこれまでの経歴を見て採用側から直接オファーが来る「スカウト機能」が存在します。
自身のスキルを求めている病院から直接オファーをもらえるのは大きな魅力です。
非公開求人や独占求人に応募できる
転職エージェントのメリットとして、非公開求人や独占求人を紹介してもらえる点が挙げられます。
とくに高額求人や管理職の求人などは採用枠に限りがあり、「非公開求人」として扱われる傾向が多いです。採用基準も応募時点である程度の経歴や人柄で判断されます。
そのため、知人つながりよりもはじめに条件や経歴を確認して紹介してもらえる転職エージェントの紹介の方が、施設側も採用しやすい場合があると考えられるでしょう。
キャリアアップや年収アップを視野に転職活動をしている方こそ、転職エージェントは有利な情報源となる場合があります。
非公開求人・独占求人は自身で探すことは不可能なので、出会える求人の幅を広げる目的としても転職エージェントの利用はおすすめです。
年収交渉を行ってもらえる
自分自身で転職活動を行うと、年収交渉は言い出すタイミングや相場がわかりづらく不利な状況になる場合があります。
医師の給料は一般企業に比べかなり高額であるため、採用後の増額は採用者側も懸念する場合がありハードルが高い交渉だと考えられます。
しかし、転職エージェントを利用すれば、その医療機関の相場や情報を知った上でコンサルタントが間に入って交渉してくれます。
年収アップを狙いたい方にはぴったりのサービスです。
そのためには、交渉能力の高い転職エージェントに出会う必要があります。複数の会社に登録し、比較しながら自分にあった転職エージェントを見つけましょう。条件が厳しい・譲れないものがある転職活動ほど、転職エージェントの利用で希望を叶えてください。
医師が転職サイトと転職エージェントを使うデメリット
転職エージェント・転職サイトは便利な反面、利用時のデメリットも複数あります。
- コンサルタントは自分で選べない
- 自己応募より時間がかかる場合がある
- 希望の求人の紹介を受けられない場合がある
- 長期の転職活動はサポートしてもらえない
上記の項目を実際の自分の状況と照らし合わせ、利用するかどうかの見極めの参考にしてみましょう。
コンサルタントは自分で選ぶことができない
転職エージェントではコンサルタントが付き、1対1で転職活動を進めます。
しかし、コンサルタントは基本的に会社が選び、こちらから選ぶことはできません。
コンサルタントとの相性が悪い・質が低いなどは運任せです。
どうしても相性が悪い場合は担当変更ができますが、次のコンサルタントとの相性がいいとも限りません。この点に、転職エージェント利用のリスクがあるでしょう。
コンサルタントとは最初の面談で相性の良し悪しが決まります。面談では、できるだけ具体的にわかりやすく自分の希望を伝えることを意識しましょう。抽象的な表現だと紹介される求人が自分と合わない場合などのリスクが考えられます。
自己応募より時間がかかる場合がある
転職エージェントは、応募・面接調整などコンサルタントが間に入って行うため自己応募よりも時間がかかる場合があります。
また、コンサルタントはあなた一人を担当しているわけではなく、ひとりで何人もの求職者へアドバイスをしています。
もちろん一人ひとりに対応できるよう動いているはずですが、どうしても自分が思ったようにレスポンスをくれない場合もあるでしょう。
そのため、転職を急ぐ場合や急な退職が決まった場合は、転職エージェントの利用はあまりおすすめしません。
希望の求人の紹介を受けられない場合がある
自身の希望する求人を紹介してもらえない可能性があることを理解しておきましょう。転職エージェントに登録すると、必ず希望の求人を紹介してもらえると認識している人も多いです。
自分の経験に見合わないポストや年収を希望すると、必然的に紹介される求人も減ります。
「希望の条件の求人紹介が中々無い」と感じている方は、希望条件を少し変更する・緩和するなどして対策をしてみましょう。
また、転職活動においての優先順位を決め、「これだけは譲れない」もの以外の条件を妥協する方法もあります。
妥協した後に紹介された求人内容を見ると、意外と条件が良さそうだったという場合もあるので、視野を広げることを忘れずに転職活動を行いましょう。
長期の転職活動はサポートしてもらえない
転職エージェントは、紹介した人材が実際に採用されることで利益を得るビジネスです。
したがって、転職時期が1年後・半年後など長期での転職活動を考えている場合は、サポートしてもらえない場合があります。売上につながらないと判断される可能性があるからです。
「転職時期が未定」「退職の交渉に難航しそう」という方は、転職エージェントの利用をするよりも情報収集からはじめるのがおすすめです。そして、転職時期の見通しがつきそうなタイミングで、転職エージェントに登録し活動をはじめましょう。
転職の情報収集としては、転職サイトへの登録で求人を検索する・コラムをみて情報を集めるなどの方法があります。自分のタイミングにあった、転職サービスを利用しましょう。
医師が転職エージェントを利用するときに確認するべきポイント4つ
転職エージェントを利用するときに大切なことは、以下の4つです。
転職エージェントを利用するときのポイント | |||
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利用するときに確認しておかなくてはならないことなので、1つずつ確認していきましょう。
1.コンサルタントの専門性
一般企業とは違い、医師の転職には最低限の知識が必要です。先ほどデメリットで紹介しましたが、コンサルタントとの相性や質が悪かったりすると転職はうまくいきません。
外科と内科の違いや急性期病院の特徴など、コンサルタントにその知識があるのかを事前に確認したほうが良いでしょう。
とくに、自身が希望している科目に特化したコンサルタントに転職サポートを任せることができると、非常に心強いサポートとなります。コンサルタントの専門性の見極めは重要なポイントです。
会社によっては、コンサルタントの経歴を紹介していたり、医師経営士の資格の取得を義務づけているところもあります。公式ホームページをみながら判断するのもいいでしょう。ときには転職サイト・エージェントの口コミを調べてみるなどもしてください。
2.求人紹介エリア
転職サービスでは、すべての会社が全国の求人を紹介するとは限りません。関西エリア特化・首都圏特化など、会社の規模により求人を紹介できるエリアが異なります。
また、全国展開している転職サービスでも、地方の求人が少ない場合も。
希望エリアの求人紹介が不可・紹介する求人が少ないとタイムロスになるため、事前に求人紹介エリアは確認しておくことが大切です。
自分が紹介を希望するエリアでの求人紹介が可能かどうかは、事前に公式ホームページで確認ができるため、登録前には一度チェックしてください。
または、求人サイトの求人検索機能を使い、自分の希望するエリアにどれだけ求人があるのかを検索してみてから登録するのもひとつの手段です。
転職サイト名 | 求人紹介エリア |
エムスリーキャリアエージェント | 全国 |
医師転職ドットコム | 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡 |
民間医局 | 全国 |
MRT | 全国 |
ドクタービジョン | 全国 |
Dr.転職なび | 全国 |
マイナビDOCTOR | 全国 |
リクルートドクターズキャリア | 全国 |
ここに、今回紹介した8社の転職サイト転職エージェントの求人紹介エリアをもう一度掲載しておきましたので、上記表を参考にしてください。
3.非公開求人の数
非公開求人の数も転職エージェントを利用する上で確認しておきたいポイントの1つです。非公開求人は、希少な求人というだけではなく、施設や病院から転職サービスの信用度があるかどうかの判断材料にもなります。
非公開求人はその多くが好条件で、通常公開してしまうと応募が殺到するようなものばかりです。コンサルタントが厳選した求職者のみ、応募に進めるようにしています。
これは会社が紹介する求職者の質に信用が無いと中々できることではありません。
したがって、非公開求人の数が多いほど病院や企業からの信頼が厚く、信用できる転職サービスだとたしかめることができます。
採用側との信頼関係は、自身の求人紹介の数や内定率にも関係してくるため、面談時にどれくらいの非公開求人を所有しているのか転職サービスへ確認しておくと良いでしょう。
4.サービスの内容
転職エージェントは、基本的には「求人紹介」が主なサービスになり、他のサービス内容は会社によって強みにしている部分が異なります。
会社によっては入職後の手厚いサポートに重きをおいているため、面接同行はしていない会社などもあります。
自分が苦手や不安な部分の転職サポートを希望して登録したのに、サポートが受けられなかったということがないようにしてください。
転職エージェントごとに変わるサービス内容としては以下のようなものがあります。
転職エージェントごとに変わるサービス内容 | |||
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とくに雇用条件通知書は、転職エージェント経由ではもらえない場合があり、メールで通知される施設もあります。
内定の証拠として雇用条件通知書をもらい、しっかりと内容を精査したい場合は必ず事前に確認しておきましょう。
医師転職を成功させるポイント5つ
医師の転職を成功させるポイントを、メリットデメリットを踏まえた上で5つのポイントにまとめました。
転職サービスの利用で転職を成功させるポイント5つ | |||
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それではひとつずつ解説していきます。
1.転職する前に自己分析をしておく
転職する上でいちばん必要になるのが「自己分析」です。自分の今の状況を把握して、これからどうなりたいのか、何を目標として転職を行うのかを考えます。
自己分析をすることにより、転職の軸と優先順位を決めることができるので、転職活動中も考えや方向にブレが出にくくなるでしょう。
事前の自己分析でコンサルタントにも希望を伝えやすい状態で面談ができます。
転職する前の自己分析で必要なものは、以下のようなものです。
自己分析で主に必要になること | |||
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こういった内容を整理して、何がいちばん譲れないかの優先順位を決めておきましょう。
2.転職サービスは複数利用する
転職サービスを利用する場合は、2社以上利用することがおすすめです。理由は以下の通りです。
- コンサルタントによって紹介する求人が変わる
- 比較対象を作ることができる
- いい求人に出会える確立が上がる
1つずつ利用してまた登録をするという利用方法でもいいのですが、その方法だとタイムロスになってしまう上に、求人比較や複数利用はしづらくなります。複数利用のメリットがなくなってしまうでしょう。
また、同時に複数を併用することで、会社ごとのサービスやコンサルタントの質も比較することが可能です。せっかく転職エージェントを利用するのなら、並行しての利用をおすすめします。
3.転職サービス以外も利用する
転職活動を行う場合、転職サービスのみの利用はあまりおすすめしません。
転職サービスでは求人紹介までに時間がかかったり、コンサルタントの質が悪くいい結果に結びつかない場合が想定されるからです。
リスクヘッジとして自身でも転職活動を行い、転職サービスはあくまでも転職活動の補助として認識しておきましょう。
転職サービス以外の転職活動ツールとしては、以下のようなものが挙げられます。
転職サービス以外の転職活動ツール | |||
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医師だけに特化した転職フェアなども最近は多く開催されているので、いい情報収集の場になるでしょう。
また、横のつながりが多い医療業界においては、知人や友人からの情報収集は必須になります。
転職活動をオープンにしている場合は、そういった情報源も活用するのがおすすめです。
4.面接対策は綿密に行う
医師といえば常に需要がある職種であり、面接対策などはほぼ不要と思われているかもしれません。
しかし、病院経営も困難となっている近年ではクレームや治療ミスを恐れ、学歴や職歴以外に人柄や倫理観などを重視する医療施設が増えてきています。
転職活動において「書類作成さえしっかり行えば大丈夫!」という気持ちではなく、面接先の情報収集や面接練習を綿密に行いましょう。
面接ではこれまでの経歴はもちろん、転職理由・志望理由などを重点的に確認される場合が多いです。
転職理由・志望理由に一貫性を持って説明することで、経歴や人格に問題が無いことをアピールしましょう。
「対策に自身が無い…」という方は、転職エージェントにて客観的な視点でのアドバイスを受けてください。できるだけ書類作成や面接の成功率を上げることをおすすめします。
5.入職は「雇用条件通知書」を確認して決める
医師の転職では比較的少ないですが、入職後「こんなはずじゃなかった」と条件面でのギャップを感じることがあります。
雇用条件が求人情報と違った、人間環境が劣悪だったなど、想定されるギャップは複数あります。
少しでもギャップが起こらないようにリスクヘッジを行うため、入職を決める前には必ず「雇用条件通知書」をもらってから判断することがおすすめです。
【雇用条件通知書とは?】 | |||
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とくに転職エージェントを利用して条件交渉をしてもらった場合、募集要項と採用条件が異なってくるでしょう。
希望の条件が通っているか確認を取るためにも、雇用条件通知書のチェックは必須です。
入職後に掛け合っても条件変更はほぼ不可能ですので、しっかりとすり合わせを行い、何か不備があれば担当者へ確認してください。
医師の転職でよくあるQ&A
最後は医師の転職でよくある疑問や質問についてです。
よくある質問は以下になります。
- Q1.転職サービスは本当に無料?
- Q2.転職サービスは登録したら必ず利用しなければいけない?
- Q3.医師の転職理由で多いものは?
- Q4.平日に面接にいけない場合は?
- Q5.海外での勤務がしたい場合の方法は?
- Q6.転職回数が多いと不利?
- Q7.退職を申請するのはどのタイミングがベスト?
それでは、ひとつずつ解説していきます。
Q1.転職サービスは本当に無料?
多くの転職サービスは無料で利用できます。
ユーザーが無料で転職サービスを利用できる理由は、掲載している医院や企業から報酬を受け取っているからです。
報酬の支払いパターンは以下の2つに分かれます。
支払いパターン | |||
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上記のように採用サイドからの報酬で運営されているサービスが大半なので、転職活動中の方は転職サービスを無料に使用できます。
今回ご紹介している8社の転職サービスもすべて無料で利用可能です。
Q2.転職サービスは登録したら必ず利用しなければいけない?
転職サービスは登録したからといって利用は必須ではありません。「とりあえず登録してみた」という利用方法でもOKです。
ただし、転職サービスは登録を行うと、転職活動を進めるためのメールや電話などの連絡が必ずあります。
その連絡がわずらわしいと感じる場合には、登録するときメール通知をオフにするか、転職サービスの利用は希望していないという意思を伝えましょう。
転職サービスに登録したけれど利用しないという場合は、退会する方法もあります。
公式ホームページにて退会フォーマット・連絡先を設置している会社がほとんどなので、退会手続きを行いましょう。その場合、一度登録したデータや閲覧した求人の履歴などはすべて抹消されるので、注意が必要です。
Q3.医師の転職理由で多いものは?
リクルートドクターズキャリアでのアンケートでは、医師の主な転職理由は、以下のようなものが挙げられています。
リクルートドクターズキャリアアンケート結果 | |||
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いちばん多いのは、労働条件に不満があったという回答です。働きに見合った収入や休みを得ることができなければ、転職を検討することが多いと考えられます。
そして、医師ならではの転職理由として「医局の退局」が5位にランクインされていました。医局の所属のメリットとしては、博士や専門医の資格取得や交友が広がることが挙げられます。
しかし、臨床に携わる中で博士の取得はあまり重視されないと言われていたり、交友関係も負担になる場合があるようです。医局に入ったは良いものの、転職を考えている方が多いのかもしれません。
一概に言えませんが、今の状況に何かしらの不満があり、転職を検討する方がほとんどと考えられます。
Q4.平日に面接にいけない場合は?
平日は求職者も企業側も患者対応に追われているので、土日や終業後の面接を希望できます。
転職エージェントを利用する場合は、事前に「平日の面接は難しい」とコンサルタントに伝えておくとスムーズに調整できるでしょう。
その他にも、履歴書の備考欄に記載しておくと、採用担当者にも伝わりやすいです。
書類通過したあとに「時間が合わないから面接をやめる」というパターンが発生することはほぼ無いため、安心して相談してみましょう。
Q5.海外での勤務がしたい場合の方法は?
多くの医師転職サービスでは国内の求人を主に扱っており、海外での求人を探す手段は知人の紹介などに限られてしまいます。
海外求人が転職サービスに掲載されることもありますが、そもそもポストが限られていることが多いです。
海外で勤務するには、現地の医師免許の取得など事前にさまざまな準備を行わなければなりません。
医師免許取得のためには現地での臨床研修も必要になってきます。海外での勤務を検討している方は、あらかじめ海外での勤務条件を検討し転職のための準備をしておきましょう。
語学の習得をしながら海外募集の求人を見つけたら、すぐに動けるような環境づくりをしておくことが大切です。
求人サイトはもちろん、知り合いにも海外勤務を希望していることを伝えておくなどして情報が集まる状態にしておきましょう。
Q6.転職回数が多いと不利?
医師転職の場合、面接や書類選考で転職回数はあまり意識されない傾向にあります。
しかし、短期間で複数の医療機関を転職している経歴などがあれば、面接時に理由を問われる場合はあるでしょう。
その際は転職理由を明確にし、目的や意図があっての転職であることを採用担当者へ説明できるようにしてください。転職回数が多いことをネックに感じている方は、転職を経て習得した具体的なスキル・達成した実績・学会発表の経歴などをアピールすることが重要です。
意図的な転職を繰り返していることが伝わりやすくなるため、転職回数の多さもカバーできるでしょう。
また、非常勤やスポットで数多くの経歴がある方は、書類作成で転職箇所をまとめるのではなく業務内容を簡潔にまとめることを意識してください。
Q7.退職を申請するのはどのタイミングがベスト?
退職申請は次の職場の内定を獲得後、入職日が決定してはじめて今の職場に申告するのがベストなタイミングです。
理由としては、転職が決まっていない状態で退職申請をしてしまうと引き止めにあい、転職活動をストップしてしまうことが考えられるからです。
「次の転職先が決定している」と伝えた上で退職を申し出ることで、上司や総務担当の方も諦めがつき、スムーズに退職を受け入れてもらえます。
同じ理由として、引き止めにあわないように転職活動はできるだけ内密に行動することをおすすめします。職場の友人やSNS投稿など、思わぬところで活動がバレてしまうので注意して行いましょう。
また、金銭的に余裕がある場合は、先に退職申請をして時間に余裕を持って転職活動をするのも1つの手段です。
自分自身の状況や家族と相談した上で、自分にあったタイミングで退職を決めましょう。
医師転職は転職エージェントを利用し計画的に
今回は医師の転職でおすすめの転職サイト・エージェント、それに合わせて医師転職を成功させるためのポイントを解説しました。
ここで今回紹介した医師転職サイトの比較表を、再度掲載します。
転職サイト名 | 特徴 | 公開求人数 |
エムスリーキャリアエージェント |
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約17,000件 |
医師転職ドットコム |
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約34,000件 |
民間医局 |
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約25,000件 |
MRT |
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約28,000件 |
ドクタービジョン |
|
約13,000件 |
Dr.転職なび |
|
約24,000件 |
マイナビDOCTOR |
|
約26,000件 |
リクルートドクターズキャリア |
|
約13,000件 |
※1.求人数は2021年6月時点の情報です
※2.常勤・非常勤・スポット・アルバイトなど、すべての公開求人数の合計を記載
求人数は豊富にありますが、1つの施設の採用枠は少ないため、人気な求人は倍率が高い場合など条件次第で難易度は異なります。
さらに、夜勤やダブルワークで多忙な医師の転職では、自分自身で転職活動を行うのは時間と労力が必要となるでしょう。
医師の転職で成功を勝ち取るには、横のつながりを気にしつつ、自身で情報収集を行う必要があります。転職サイトや転職エージェントを併用しながらうまく活用することが、成功への近道です。
医師の転職には以下の転職サービスがおすすめなので、利用を検討されている方は、ぜひ登録してみてください。
医師転職にとくにおすすめの転職サイト・転職エージェント
- エムスリーキャリアエージェント|医師の登録実績は9年連続No. 1
- 医師転職ドットコム|転職者の利用満足度93%
- 民間医局|毎日1,000件以上の求人を更新
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