『JUNON』は、”推し”を応援するすべての人たちのための雑誌です。テレビ・映画・SNS・音楽・スポーツ、とにかくジャンルを問わず、自分のフィールドで”今輝いているスター”たちを、一冊の雑誌を介して発信しています。
そして編集部では『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』というボーイズオーディションを主催しています。小池徹平、菅田将暉、犬飼貴丈、綱啓永、山下幸輝といった、日本のエンタメ業界を盛り上げている俳優が、このコンテストの出身者であり、通称『ジュノンボーイ』とも呼ばれています。
そのほか『JUNON』に掲載されるアーティストの写真集を制作したり、WEB『JUNON TV』を管理したり、とにかく多角的な思案が必要不可欠となるのがJUNON編集部。その全てのマーケティングの方向性を決定し、整えるために動くのが編集長の仕事です。
ひとつ、常に頭を回らせている考えは、「ターゲット(=“推し”を応援するすべての人たち)がどうしたら笑顔になれるのか」ということ。どんな誌面が読者を幸せな気持ちにさせるのか? ファンはジュノンボーイを推すことの価値を、どこに見出してくれるのか? 写真集のイベントに来た人の満足度はどうやって高まるのか? この考えは決して偽善や建前ではなく、ターゲットの満足度が高まることが売上に直結する、それがファンビジネスであり、JUNONという媒体。このマインドで働くことができる自分は、とても幸福だと感じています。
偽善や建前ではなく
ファンを笑顔にすることが
JUNONの使命
『JUNON』編集長
外﨑 浩
Tonosaki Hiroshi
「ターゲットが笑顔になる方法」を考えることが、ビジネスに直結する
貴重な関係値になれる出会いがこの仕事にある
たくさんの人と出会えることが、この仕事の魅力だと感じています。『JUNON』に掲載されるタレントの1ページを作るためにも、まず芸能マネージャーとスケジュールを決め、カメラマンやライターやスタイリストなどと一緒に現場を作り上げ、デスクと企画のまとめをし、デザイナーにページを整えてもらう。だいぶ工程を省いても、こんなに多くの人たちに会えるのです。
僕が最近とても感慨深かったのは、高校生のころから担当していたジュノンボーイがようやく20歳になり、彼の写真集の編集担当をして、一緒にお酒を飲みに行けたこと。有象無象の芸能界のなかで、写真集を出せるくらいの人気をつけるって、本当に大変なことなんです。その彼もなかなか芽が出ず紆余曲折を繰り返していたことも聞いていたし、でも大きな夢を持ち合わせていることをコンテスト挑戦時から知っていた。だからこそ写真集を出版するという節目を迎え、お酒を飲み交わせる日が来ることが、とてもうれしかったのです。
たくさんの人に出会える。そして出会うだけではなく、それが自分の長い人生において貴重な関係になることもある。ぜひみなさんにも、そんな体験をしていただきたいなと思っております。
何事もプラスで割り切れる人こそ、真に「賢い」と思う
編集者には「”楽しい”を見つけ出せる賢さ」を求めます。勉強ができたり、計算が得意だったり、マーケティングに強かったり、そういう類の賢さではありません! たとえば、家族に朝のゴミ出しを頼まれて「めんどくさいな」と思うのではなく、「階段を上り下りするぶん筋トレになるな」と割り切れるような、賢さ。よく意味がわからないかもしれませんが、楽しいと思える企画は日常にたくさん転がっていて、それを見つけ出せるかどうかは自分の視野の広さと、捉え方次第。
もちろんこの仕事にも大変なことは多々ありますが、マイナスの方向で考えてばかりいたら決して面白い企画は生まれない。何事もプラスで割り切れる人こそ真に「賢い」と言えるのではないか、僕はそう思っています。